超音波溶着
超音波溶着超音波では、高周波の音波 (20~70 kHzの超音波) を使用します。音波はプラスチックに導入されるため、プラスチックが確実に加熱されます。超音波プラスチック溶着には、接着や従来の溶着方法に比べて多くの利点があります。省エネルギーで高精度、他のツールを必要とせず、費用対効果に優れています。さらに、正確で再現性のある溶着シームが作られ、再加工の必要がありません。
正しく溶着を行うには?
溶着は、熱を発生させて行うものです。そのため、熱で変形するプラスチック (熱可塑性プラスチック) しか使用できません。超音波溶着では、機械的な振動 (超音波) によって熱を発生させます。これにより、プラスチックの分子鎖が刺激され、摩擦熱が発生します。これが溶融につながります。さらに圧力をかけることで、材料をピンポイントで接合することができます。