近年、バッテリー製品の品質に求められる条件は、ますます多様化し、複雑になっています。精度や強度に加え、製造プロセスの検証やトレーサビリティなども品質基準として重要視されています。超音波溶着は、これらの要件を満たす最適な接合技術として認められています。
最高の溶着品質:溶着プロセスを可視化することで最適な溶着条件を設定する事ができます。この事が安定したプロセスと再現性の高い溶着に繫がります。生産機への組み込みを想定したコンパクト設計により、既存ラインへの導入も容易に行う事ができます。超音波メタル溶着は、生産において最高の品質を実現するための理想的なソリューションです。お客様には、非鉄金属の超音波溶着に関して、私たちはコンサルタントとアプリケーション問題解決者の両方の役割を担っています。最先端の超音波接合技術をご提供する事はもちろんの事、生産効率の改善や不良率の低減に向けたトータル的なサポートをご提供します。
一般的なリチウムイオンバッテリー(LIB)はアノードとして銅箔を使用し、カソードとしてアルミを使用します。バリや亀裂を発生させることなく20~120の箔を互いに接合するには、再現性の高い安定した技術が不可欠です。リチウムイオンバッテリーを搭載した充電機器の用途は日増しに広がっています。不良率を抑えて安定した生産を行なうために、最新の超音波金属接合の技術が必要とされています。
超音波溶着の技術により柔軟なLIBのソフトケースを安定して溶着する事ができます。熱源を使用しない超音波シールではヒートシールに比べてセルの損傷のリスクを軽減できるだけでなく、サイクルタイムの短縮も可能です。
パワフルなエネルギー貯蔵システムの開発により、革新的で頑丈なバッテリーシステムの必要性が高まっています。最新のバスバーは大量の電力を伝達しなければなりません。超音波溶着は生産性が高いプロセスです。Herrmann Ultraschallは、高品質かつ高性能なツールと発振器(最大12kW)を使用して、1秒のサイクルタイムで高品質な接合を再現できます。この接続は、高い電流容量と高強度で最小の接触抵抗を特徴とします。
アルミニウムと銅の接合は、オートメーションで課題となることがよくあります。超音波メタル溶着は2つの材料を恒久的に接合するための優れたソリューションです。
CUSTOMCELLS®は、世界有数のカスタムメイドのリチウムイオンバッテリーの開発企業として、バッテリー生産における不良品率を可能な限り低く抑え、プロセスの信頼性を最大限に高めることを追求しています。溶着アプリケーションについては、同社の生産ラインの一つで超音波技術が採用されています。
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ダウンロードには、60年以上にわたって蓄積してきた超音波の知識が含まれており、高度なアッセンブリ技術への貴重な考察を提供しています。技術的な専門知識を共有することで、当社は対等な条件での緊密なパートナーシップを育み、可能な限り迅速かつ成功裏にプロジェクトを遂行できるようにしています。