プラスチックの超音波溶着
超音波溶着は、同一材料と異なる材料の間にしっかりとした接続を作成します。熱可塑性プラスチックの溶着に特に適しています。プラスチックの超音波溶着には、周波数20~70 kHzの超音波を使用します。振動は、振幅5~50 μmのホーンによって構成部品に導入されます。摩擦熱が発生して溶けていきます。その後、プラスチックを追加の圧力で接合できます。
超音波で正確に溶着するためには、音波のエネルギーを束ねる必要があります。これは、ツールの形状 (ホーンやアンビル) やプラスチック自体の形状 (ジョイントデザイン) によって行われます。シームにある先端やエッジは、エネルギーを集中させることができるので、エネルギーダイレクタ (略してERG) と呼ばれています。