トップシール・モジュールには空圧発生装置が組み込まれており、自由度の高いドライブコンセプトを提供しています。空圧ドライブと電動ドライブを駆動軸に取り付けることができます。パッキング装置の主駆動軸と機械的に結合することも可能です。さまざまなアッセンブリコンディションを満たすため、モジュールの左右どちらかにドライブを据付けられます。これはマルチラインシステムの場合に特に便利です。
空圧シリンダーを内蔵しているため、シーリングツールを接触させることですぐにシーリング力を得ることができます。このように組み込みを行うことによって、安全性の高いプロセスでパウチをシーリングしつつ、高速な機械処理を実現しています。
- ドライブを柔軟に選択可能
- 設定可能な装置
- 組み込み機能により短いサイクルタイムで安全性の高いシーリングを実現
テクニカルデータ
トップシール・モジュール TSM | 30 kHz | 35 kHz |
---|---|---|
発振器の出力 [W] | 1800 | 1200 |
最大溶着圧力 [N] (6 bar) | 750/1200 | 750/1200 |
最大シーリング長 [mm] | 207 | 135 |
最大開口幅 [mm] | 50/100 | 50/100 |
ドライブのコンフィグレーション | 左右 | 左右 |
HDM ProcessControl
「高精度距離測定」機能の品質管理機能によりシーリングステーションで問題のあるパウチの状態を識別し、欠陥のあるパウチを排除します。TSM内蔵のHDMセンサーがシーリングツールの距離を判断します。この信号は超音波発振器で直接評価され、非常に高い評価速度を実現します。これは特に高速パッキングシステムで有利です。スマートな発振器管理機能により、温度による影響を相殺します。これにより、機械の稼働時間全体を通して一定の品質管理が保証されます。
識別可能な不良状態
- 二重パウチ
- 折り込みパウチ
- シール部の固形生成物
- パウチの欠損
顧客のメリット
- 実際の歩留まり(下流工程)における不良パウチの削減
- 品質管理の労力を削減
- 長い耐用年数を確保するためツールの金属接触を防止