超音波溶着は特に以下の内容に適しています:
- 射出成型部品の結合
- 薄膜の組込み
- レザー、不織布材質、および繊維製品の組込み
- 異なる材質のカシメ
- スウェージングによるフォームフィット・ジョイント
- ブッシュおよびマグネットのインサート
以下の変化が可能です:
ジョイントデザインによる成形部品の溶着/エネルギーダイレクタによるエネルギーの集約
全ての射出成型部品に適用されるこの加工は分子結合と呼ばれています。超音波エネルギーの集約は、いわゆるエネルギーダイレクタ(ERG)で実行されます。エネルギーダイレクタは、部品の先端または端に配置され、設計段階検討される必要があります。樹脂の融解はエネルギーダイレクタの接触点部分で発生します。
プラスチックのカシメは製造業において頻繁に使用されてきました。カシメでは、材質の組合わせの制限がほとんどなく、かつ恒久的な結合が可能になります。また、短い加工サイクル、高い効率性、設計と技術的な加工計画における高い自由度が得られます。 クリッピング、スナッピング、または接着などの代替的なプラスチック結合方法は、多くの場合、材料の特性、運用上の安全性、そして効率性が問題となります。
超音波スウェージングはカシメと密接に関係した方法です。スウェージングは加工に回転軸や長手軸などを使用せず、プラスチックの尾根部(直線または円いずれか)を融解・変形させるという点においてカシメと異なっています