01. 6月 2021
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用途が広く、堅牢で安全性の高いプラスチックは、非常に価値の高い素材です。しかも、プラスチック製品は賢く使い、可能な限り、リサイクルすることが重要です。そのためには、プラスチック部品を接着剤を使わずに接合するのが最も効果的で簡単な方法です。
超音波によるサステナブルな加工
超音波溶着は、添加剤を使わないプラスチックのみの加工に最適です。超音波の場合、摩擦によってプラスチック部品の接合部の内部に熱エネルギーを導入します。他の物質を加えなくても、コンポーネンツを溶着、成形、ステーキング、圧着、または埋め込みします。つまり、製品のために別の材料を組み合わせる必要がないので、リサイクルが容易になります。さらに、超音波溶着自体が持続可能なプロセスであることも特長です。予熱なしですぐに使用でき、コンポーネンツの接合も数ミリ秒で完了します。このため、省エネにも貢献します。超音波は、熱可塑性材料や非鉄金属のほか、リサイクル品や紙の複合素材、バイオプラスチックなどにも使用されます。ハーマン・ウルトラソニックは、スペシャリストとして、自動車、包装、衛生、医療工学、エレクトロニクス、バッテリー工学、消耗品などの分野のアプリケーションのためのプロセスを完成させました。