01. 9月 2021
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これまでの円筒型バッテリーの生産管理システム(BMS)は、抵抗溶着やレーザー溶着で組み立てられており、いずれも製造工程上の課題がありました。エレクトロモビリティによる需要の増加に伴い、生産者は代替品を探しています。
ドイツ、カールスバッドを拠点に事業展開するハーマン・ウルトラソニックは、市場の声に応えて超音波スポット溶着機「HiS VARIO B」シリーズを開発しました。35kHzの新型モジュールは、高精度の調整が可能な低溶着圧力が必要な小型の円筒型バッテリーや最高級素材へのBMS溶着に最適です。新しいロッカーデザインを採用し、システムはドライブのバランスを取ることができ、5ニュートンの精度と再現性のある溶着圧力を実現できます。
超音波でNFメタルを溶着する場合、溶着ツール(ホーン)の切り替えとその後の生産再開まで貴重な時間が失われてしまいます。そこで、インデックス付きの工具交換システムや全方面からのインラインアクセスを含め、数分以内にホーン交換できるよう溶着機を再設計しました。これで生産停止時間が大幅に削減されます。
モジュール幅69mm、溶着機を左右にぴったりと配置できるオプションを備えたHiS VARIO B 35kHzは、業界をリードするコンパクト設計、機械メーカーが求める省スペースを実現します。VARIO制御技術は、少量のアッセンブリから完全オートメーションの生産工程まで、視覚的なプロセス監視、品質監視、データ収集をサポートします。