20. 8月 2020
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新型コロナウイルス対策では、人工呼吸器や検査キットが注目されています。ハーマン・ウルトラソニックでは、マウスピースやノーズピース、フロート、フィルター、筐体などの必要な部品を組み立てるための溶着技術を有名メーカーに提供しています。ハーマンが開発した2つのソフトウェアツール「FSC」と「SonicCalibrate」は、超音波溶着プロセスの品質保証で重要な役割を果たしています。
接合に必要な精度や気密性を確保するために、超音波システムの制御をサポートするソフトウェアツールです。製造プロセスの再現性とトレーサビリティー、要求の厳しい素材の細かな調整と振幅のコントロールを可能にします。
常時調整を行うSonicCalibrate
再現性のある溶着結果と一定の溶着プロセスを実現するには、関連マシンパラメーターが再現可能に同じ値を持つようにする必要があります。SonicCalibrateソフトウェアを使用することで、溶着距離、溶着圧力、ホーン速度と振幅を校正・検証できます。速度を正しく設定することで、繊細なシーム形状の損傷を防ぐことができます。また、その後の接合工程での最大接合速度や溶融物の変位にも影響を与えます。振幅は、超音波の出力を部品に導入する場合の決定的な要素であり、溶融物の形成と接合プロセスの結果を左右します。これは特に高度な医療機器部品では重要な要素です。