超音波技術は、薬物デリバリーデバイスやストーマ、オストミーシステムなどの医療製品の快適性と皮膚適合性を高める2つの決定的な利点を提供します。
- 通気性の向上:
超音波技術によって、接着剤を使用せずにアプリケーション内に多数の接合部を作成することができるようになります。これにより、アプリケーションの通気性が向上します。さらに、製品とコンポーネンツの間にエアギャップができるため、通気性がさらに高まります。
- 有害な化学物質の除去:
接着剤にはIBOAなどのアクリレートが含まれていることがよくあります。これは刺激性皮膚炎の発症の原因となりえる接触アレルゲンです。超音波は、デバイスからそのような物質を除去するために使用することができ、それらの皮膚適合性を著しく改善します。
接着剤を使用しない医療製品の持続可能な製造に関するブログ記事で詳細を学びましょう。
吸入器、ストーマ袋、薬物デリバリーシステムなどのアプリケーションの超音波溶着は、長年の実績のある製造プロセスです。特に、その安全性、精度、速度で知られています。
当社は、超音波溶着のラボで各アプリケーションに適した溶着プロセスパラメーターを個別に定義することで信頼性と繰り返し性の高いプロセスを開発しています。これらのパラメーターは溶着システムの発振器に保存され、製造の各溶着プロセスで確実に再現できます。
溶着システムのインテリジェントコントローラーソフトウェアは、この正確な再現を保証します。プロセスを監視し、溶着ごとに最大150のデータレコードを測定します。これにより、プロセスが安全になるだけでなく、複雑でないデジタル品質管理も可能になります。
超音波溶着では、工程能力指数(CpK)により、溶着プロセスが一貫して特定の制限内で部品を製造し、全体的な設備効率(OEE)により、可用性・性能・品質を評価することで機械の効率を測定します。高いCpKとOEEは、超音波溶着プロセスが最小限の変動、高品質の溶着、および最大の生産性のために最適化されていることを示しています。
当社のホワイトペーパーで、在宅ケア用品の製造をより安全に、より効率的に製造できる超音波溶着プロセスの詳細をお知りください:
間欠式カテーテル、注射ペン、オストミーシステムなど、超音波によって組み立てられている在宅医療製品は数多くあります。接合工程が使用される用途:
- 射出成型によって製作されたパーツの溶着
- 薄膜・粘着テープ・不織布素材等の埋め込み
- シリコーンセプタム、金属メッシュなどのスウェージング
- PCBや金属部品などのステーキング
ここでは、超音波を頻繁に利用して製造されている在宅医療製品の概要をご覧いただけます。
当社では、お客様のニーズに応じた溶着ソリューションをHerrmannエンジニアリングとともにカスタマイズしています。これを達成するため、プロジェクトプロセスは5段階で進められています。
- 分析:お客様のニーズとアプリケーションの要件を正確に理解したいと考えています。したがって、最初のステップは、プロジェクトとその範囲に関する徹底的な話し合いとなります。
- 信頼のおけるアドバイス:コンポーネンツのデザインや素材の選択など、重要な質問に対して助言します。お客様と一緒に適切な機械ソリューションを見つけ、当社の超音波溶着のラボで初期の実現可能性テストを実施します。
- アプリケーションの開発:さらなる溶着テストでは、すべての要件を満たすために最適な溶着プロセスパラメーターを定義します。ラボでの試験結果とその後のステップのための推奨事項を、お客様に詳細に報告します。
- 完成製品:ラボにおけるテストの後、その結果は製造環境で検証されます。お客様のスタッフに対して機械の使用トレーニングを提供し、統合にあたってのサポートをお届けします。
- グローバルサービス:溶着システムのスタートアップ後、当社のサービスチームが世界中のお客様をサポートします。さらに、お客様の生産活動における信頼性を確保するため、個別トレーニング、スペアパーツの納品、メンテナンス業務およびその他の多くのサービスを提供しています。