05. 4月 2022
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イノベーションの精神

HerrmannのElastic Thread Anchoring (ETA) Sonotrodeが栄えある2022年度のIDEA Equipment Achievement Awardを獲得しました。今回の受賞に伴い、米国不織布協会 (INDA) からは、業界における最優秀技術開発としての栄誉を授与されました。
重要なメリットを備えた独創的で斬新なソリューション:それが、今年度のIDEA Achievement Awardsで審査員が応募者に求めるものでした。「Equipment(機器)」部門では、Herrmann Ultraschalltechnik GmbH & Co. KGのETA Sonotrodeが審査員の関心を集め、3件の最終候補の1つとして選ばれました。最優秀賞はオンライン投票で決定され、ハーマンのイノベーションが最も多くの票を獲得しました。
「1996年には、私の父Walter HerrmannがMicrogap制御で『Most Innovative Equipment(最優秀革新的機器)』賞を獲得しました。この制御技術は、超音波による不織布の連続溶着用ソリューションとして当社で初めて開発されたものであり、以降の当社の順調な成長にも貢献しています。当社の最新のイノベーションによって獲得した今回の賞を父と分かち合いたいと思います」と、ハーマンのCEOであるThomas Herrmannは3月30日に米国フロリダ州マイアミで行われたIDEA展示会の授賞式で語りました。INDA会長のDavid Rousse氏から、Thomas Herrmannと北米支社(イリノイ州バートレット)の支社長Uwe Peregiにトロフィーが授与されました。
ハーマンのETA Sonotrodeは、衛生製品での伸縮糸の複雑な接合工程を簡素化する画期的な方法を提供します。これまで、接合を使用するほとんどの用途や、超音波ソリューションが関連する場合には、精巧に溝が刻まれている(そのため、コストがかかる)アンビルローラーが伸縮糸のガイドに使用されていました。ETA Sonotrodeでは、その独自の高度な表面形状により、初めて、固定されたアンビルの溝に合せる必要なく、伸縮糸を接合部分に直接導くことができるようになりました。そのため、従来よりも工程が簡素化され、安全で、持続可能なものになります。接着剤は不要になり、糸切れのリスクも軽減されます。