1つで3台のステーション;
3台のステーションを1台に統合したハーマンの新しいトップシールソリューション
スタンド型パウチで密封シールとコスメティックシールを製造する省スペース・持続可能なソリューションです。ハーマン・ウルトラソニックのトップシールモジュールTSMのCOSアップグレードにより、パッケージ装置メーカーは1台のシールステーションで複数の作業工程を処理できるようになります。
コスメティックシールはパッキングの安全性を保証するものではありませんが、コスメティックシールは万全の体制で包装されていることを示し、信頼性を高めます。つまり、メーカーはこれまで、密封シールと冷却用ステーションだけでなく、コスメティックシール専用のステーションが必要だったのです。
この工程での貴重なスペースとコストを節減するため、ハーマンでは、TSMトップシールモジュールに新しい機能を追加しました。その結果、密封シールとコスメティックシールが1台のステーションで完成できるようになりました。パッキングフィルムは、フィルム内部のシール部分だけが加熱されるため、冷却ステーションは不要です。パッキング装置メーカーにとっては、生産ラインの省スペース化、ユーザーにとっては装置のコンパクト化、購入コストの削減というメリットがあります。すでにインストール済みのトップシールモジュールも、今回のアップグレードを適用することができます。
密封シールとコスメティックシールは1台のステーションに挿入され、連続した手順で処理されます。つまり、両者のプロセス品質を最適化し、個別にモニタリングすることができます。シーリングステーションの配置エラーやヘッド部分の折り目など、シーリングプロセスでエラーが発生した場合は、直ちに検出され、不合格品は超音波発振器でアラートが表示されます。
TSMでは、超音波振動で不良品をシーリング領域から排除するためシーリング領域に残った製品により、不良シーリングが発生するのを防ぎます。シーリング工程を常にモニタリングし、安全なシーリングを実現することで、毎日数トンもの廃棄物を防ぎ、同時に食品の賞味期限を延ばすことができます。
ハーマンのトップシールモジュールは、温度や中身に関係なく、スタンド型パウチや小袋のシーリングに適しています。材料の摩擦で短時間だけ加熱するため、外部から熱を加える必要がありません。その結果、繊細な特性の単一素材のシーリングでも、美しい仕上がりになります。ツールを加熱する必要がないため、時間が短縮できるだけでなく、最大で75%のエネルギーを節約することができます。つまり、新作TSMなら、企業の持続可能性目標の達成と同時に、パッキング工程の最適化を支援することができるのです。